この記事では、海外FX「TradeView(トレードビュー)」の口コミから判明したメリット・デメリットについて解説します。
2004年からサービス提供を開始し、老舗のブローカーである「TradeView」。
ネット上では利用者の多くから「安心して利用できる」と高評価を得ていました。
高評価の理由は国内FX業者に引けを取らない低スプレッドを提供している点にあるようです。
- 最小スプレッド、0.0pipsを実現している。(取引手数料を含めても極めて狭い。)
- 35,000ドルの信託保全があり、安心して利用できる。
- MT4、MT5、cTrader、CURRENEXとプラットフォームの種類が豊富。
- 出金トラブルの噂がない。
- 2016年から日本人向けサービスに力を入れ始めたものの、未だにサイトの日本語情報が少ない。
- 朝のスプレッドが大きくなりがち。
- 最低入金額が10万円からと高い。
- ボーナスやキャンペーンが一切ない。
目次
海外FX業者「TradeView」とは?
2004年に創業され、2022年で18年目を迎える老舗ブローカーです。
本社の所在地はカリブ海に浮かぶケイマン諸島。
金融ライセンスもケイマン諸島金融庁(CIMA)を取得しています。
また「証券監督国際機構(IOSCO)、通称イオスコ」にも加盟。イオスコは世界各国の証券監督当局や証券取引所から構成されている国際的な機関です。
日本の金融庁や日本証券業協会もイオスコに加盟しています。
また、TradeViewでは分別管理を採用。顧客の資金はスペイン・マドリードに本拠を置く、スペイン最大手の銀行「サンタンデール銀行」で管理されています。
最大で35,000ドル(2022年7月現在、約480万円)の信託保全も付いており、極めて安全・信頼性が高い海外FX業者です。
口コミから判明した「TradeView」のメリット
スプレッドが狭い
「TradeView」はILC口座の場合、最小スプレッドが全通貨0.0pipsとなっています。
上記は、TradeViewのリアルタイムスプレッドをスクリーンショットした画像です。
USD/JPYが「0.1pips」、EUR/USDが「0.2pips」など全体的に見ても、相当狭いスプレッドであることが分かります。
口コミ評判でもTradeViewの狭いスプレッドを評価している書き込みが多いです。
注文方式に透明性の高いNDD方式を採用
海外FX業者は、顧客の注文をそのままインターバンク市場に流すNDD方式を採用しているところが多いです。
NDD方式の場合、業者は注文の取引手数料で儲けを出しているため、スプレッド(取引手数料)が広くなりがちです。
ですが、「TradeView」ではNDD方式を採用しているのにも関わらず、狭いスプレッドを提供しています。
ボーナスを提供しない代わりに、スプレッドを狭くすることに力を尽くしているようです。
国内FXは、約定拒否やスリッページなど不透明な取引が起こりやすいDD方式を採用しています。
DD方式の場合、相対取引ともいわれ、顧客が負けるほどFX業者が儲かる仕組みとなっています。
そのため取引手数料で儲ける必要がなく、狭いスプレッドの提供が可能になっているのが国内FX業者の実態です。
狭いスプレッドで、透明性の高い取引を望むのであれば、国内FX業者よりも「TradeView」の利用がオススメです。
TradeViewの口座タイプ
Tradeviewの口座タイプは以下の5種類です。
- X Leverage口座
最大レバレッジは500倍。TradeViewのなかでも一般的な口座。
- ILC(MT4)口座
最大レバレッジは200倍。平均スプレッドは0.2pips。
- ILC(MT5)口座
最大レバレッジは100倍。平均スプレッドは0.2pips。
- ILC(cTrader)口座
最大レバレッジは400倍だが申請する必要あり。申請がない場合は最大200倍。
- スタンダード(Currenex)口座
最大レバレッジは400倍。ヘッジファンドが利用するプラットフォームでトレードできるプロ向きの口座。
約定力が高い
「Tradeviewの約定スピードは速い」という口コミ評判を散見しました。
「Tradeview」の約定力が強固なのは、エクイニクス(EQUINIX)の「ニューヨークデータセンター(NY4)」に自社サーバーを設置しているからだという情報があります。
エクイニクスは世界中の大手金融機関が利用する世界最大のデータセンターです。
海外FX業者でいうと、TitanFXやLANDFXなども利用していることで知られています。
顧客の資金を分別管理
TradeViewは顧客の資金を分別管理しています。
分別管理とは、万が一、FX業者が破綻した場合に顧客の資金が返却されるよう、会社の資金と顧客から預かった資金を別々に管理しておくことです。
この記事の冒頭でもお伝えしましたが、顧客の資金はスペイン・マドリードに本拠を置く、スペイン最大手の銀行「サンタンデール銀行」で管理されています。
海外FX業者の多くが分別管理を行っていますが、どの銀行に預けているか公表していない業者も多いです。
「TradeView」はどの銀行で顧客の資金を管理しているか、明示しているので、信頼性が高いといえます。
最大35,000ドルの信託保全が付いている
こちらも冒頭でお伝えしましたが、「TradeView」は最大で35,000ドル(2022年7月現在、約480万円)の信託保全が付いています。
国内FX業者は、金融庁の決まりにより信託保全が義務化されていますが、海外FX業者は義務化されていないため分別管理のみの業者が多いです。
プラットフォームの種類が豊富
「TradeView」では4種類のプラットフォームを提供しています。
- MT4
- MT5
- cTrader
- CURRENEX
cTraderは、スキャルピングにも特化した非常に優れたプラットフォームなのですが、まだまだ利用できる業者が限られます。
この「cTraderが使える」という点も、Tradeviewの大きなメリットのひとつとして挙げられるでしょう。
スキャルピングとは、FX取引の代表的な取引手段のひとつ。
数銭から数十銭というわずかな利幅を狙って、一日に何度も取引を繰り返して、利益を積み上げていきます。
1日に何度も取引をするため、サーバーに負担がかかりやすく、業者によってはスキャルピングを禁止している場合があります。
出金トラブルの噂がない
SNS上で「TradeView」の口コミを調査したところ、出金拒否といった低評価は一切ありませんでした。
悪い評判よりも「TradeView」をオススメする投稿が多かったです。
TradeviewとAxioryのGBPUSDを比べた場合、決済時のスリッページは平均約-0.03でほぼ同等だけど、Axioryの新規注文時のスリッページが平均約-0.2とかなり不利。 Tradeviewは新規注文時もスリッページは同じで、さらに手数料もAxioryより安い。 利益を単純に求めるならTradeviewが有利かなと思います。
出金拒否されて使い続ける人いませんよ!僕今Tradeviewに4000万円弱入ってますからね。心配だったらそんなに入れません。
完全に個人の嗜好ですが、口座はtradeviewのILCしか使わなくなりました。 朝のtradeview ILC口座のスプレッドが大きくなりがちなのがたまにキズ。仕方ないですがw
いろいろ情報収集してるとTradeViewはやっぱりいいみたいですね。 フラッシュトレードのEAを使っている人や裁量の高速スキャルを得意とされている方はTradeViewを使ってみるとよいと思います。
口コミから判明した「TradeView」のデメリット
ボーナスがない
「TradeView」にはボーナスやキャンペーンが一切ありません。
ボーナスがない代わりに「最小スプレッド0.0pips」といった、トレード環境に力を入れている業者です。
自己資金が少なく、ボーナスやキャンペーンを利用したい方は「TradeView」以外の業者をオススメします。
日本で人気の海外FX業者「GEMFOREX」は、特にボーナスキャンペーンが豪華。毎月新たなキャンペーンを発表しています。
気になる方は「GEMFOREX」について調査した記事がありますので、そちらをご覧ください。
最低入金額が10万円からと高い
多くの人がオススメしている「TradeView」のILC口座は、最低入金額が10万円からとなっています。
国内FX業者だと最低100円から取引を始められるところが多く、TradeViewの最低入金額はハードルが高いです。
海外FX業者でも「XM」は500円、「GEMFOREX」は1,000円から取引を開始することができます。
少額からFX取引を始めたい方は、他の業者との検討をオススメします。
日本語サポートが不十分
TradeViewでは日本人スタッフを4人配備。
返信対応は平日の営業時間内に限られますが、24時間サポートを受け付けています。
問い合わせ方法は以下の通りです。
- ライブチャット
- メール
- コールバック
問い合わせのサポート体制は万全ですが、公式サイトの日本語サポートは不十分です。
一応、サイトは日本語表記になっているものの、ところどころ英語のままだったり不自然な日本語が残ります。
また、口座タイプや会社情報についての説明が少なく、利用したい場合は口コミをみたほうが情報が入手できるかもしれません。
TradeViewの口コミまとめ
- スプレッドが海外FX業者の中でも特に狭い。
- 出金拒否など悪い噂がなく、利用者の評価が高い。
- 最大35,000ドルの信託保全付き。
- 透明性の高いNDD方式を採用。
- 日本語サポートに対応しているが、公式サイトの日本語対応は不完全。
- 最低入金額が10万円からと高め。
- ボーナスやキャンペーンが一切ない。
出金拒否といった暗い噂もなく、信託保全を完備・金融ライセンスを取得しているといった点で、「TradeView」は安心・安全性の高い海外FX業者だと判明しました。
特に「最小0.0pips」というスプレッドの狭さは大変魅力的です。
しかし、最低入金額が10万円からだったり、ボーナスがないなど、利用するにはハードルが高い部分もあります。
他のFX業者と比較し、自分に合ったものを選ぶことをオススメします。
当サイトでは「XM」「GEMFOREX」といった有名海外FX業者をはじめ、「FXジャイアンツ」といったマイナー海外FX業者の口コミも調査しています。
是非、参考にしてください。