海外FXと聞いて、誰もが思い浮かべる「XMTrading」。
マイナーであるものの、最大レバレッジの高さから人気が高まりつつある「FXジャイアンツ」。
2つの海外FX業者の評判やメリット・デメリットを徹底比較していきます。
- 会社情報
- 金融ライセンス
- 取引銘柄
- 口座タイプ
- 取引プラットフォーム
- スプレッド
- レバレッジ
- 入出金方法
- 日本語サポート
XMについてまとめた記事→XMは危険?口コミから大人気海外FX業者を徹底調査
FXジャイアンツについてまとめた記事→FXジャイアンツの口コミ評価を調査!
目次
XMとFXジャイアンツを比較する前に…
日本人利用者が多く、老舗の「XM」。新進気鋭の海外FX業者である「FXジャイアンツ」。
現状、この2つの海外FX業者をガチで比較した口コミ評判や情報は存在しません。
ただ、私は、この2つを比較することで今後の日本国内におけるFX業界の未来予測に近いことができると私は考えました。
- どんな顧客ニーズがあって、それがどう変化しているのか?
- また海外FX業者は国内のニーズをどう受け止めているのか?
- 顧客(FXトレーダー)は、どう海外FX業者に対する認識を変えているのか?
これらを知ることができるよう、なるべくコンパクトで分かりやすい記事を心がけますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
XMとFXジャイアンツの会社情報
- XM(XMTrading)→イギリス連邦加盟国である「キプロス共和国」に本社がある海外FXであり、2009年に創業。
- FXジャイアンツ→日本での運営会社は「バミューダ」、本社はイギリスにあります。2016年に創業。
キプロスもバミューダも「タックスヘイブン(租税回避地)」として知られるエリアです。
タックスヘイブンとは、投資や事業を通して収益を得ても税金がかからなかったり、通常よりも少ない税金を納めるだけでいいなど、優遇措置を設けているエリアを指します。
税金がまったくかからない(無税)の地域は、「タックスパラダイス」と呼ばれることもあります。
多くの海外FXがタックスヘイブンに本社を置いており、2社は珍しい存在ではありません。
XMとFXジャイアンツの金融ライセンス比較
XMは以下の金融ライセンスを交付・規制されています。
- イギリス金融行動監視機構(FCA)
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- セーシェル 金融庁(FSA)
FXジャイアンツが持つ金融ライセンスは以下の通りです。
- イギリス金融行動監視機構(FCA)
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
特にライセンス取得が世界最難関と言われる「イギリス金融行動監視機構(FCA)」のライセンスを持っていることへの口コミ評価は高いです。
しかし、XM、FXジャイアンツともに日本国内での金融ライセンスは取得していません。
日本の金融庁は「最大レバレッジは25倍まで」「顧客の借金を負担する(ゼロカットシステム)行為は禁止」といった厳しい規制があります。
海外FX業者はレバレッジが高いことを売りにしているところが多く、アピールポイントを取られないために日本の金融庁に無登録で営業を行っています。
現状、海外FXは国外に本社があるため日本の法律は適用できない=無登録でも違法ではありません。
日本の金融庁へ無登録である代わりに、国際的に信頼度が高い金融ライセンスを取得し、顧客への安全性を示す海外FX業者が多いです。
本当に危険な海外FX業者は金融ライセンスを取得していない業者です。
金融ライセンスを所持していたものの、出金トラブルを起こしたことでライセンスを失った業者もいます。
そのため国際的に信頼・安全性が高い金融ライセンスを保持している、XMとFXジャイアンツは利用して問題ないでしょう。
XMとFXジャイアンツ 取引銘柄の比較
- 「FX」
- 「コモディティ」
- 「株価指数」
- 「貴金属・メタル」
- 「エネルギー」
- 「仮想通貨」
FX通貨ペアは57銘柄、貴金属は4銘柄、現物株価指数は14銘柄、先物株価指数は10銘柄、エネルギーは5銘柄、コモディティは8銘柄、仮想通貨は31銘柄を取り扱っています。(2022年6月現在)
- 「FX」
- 「コモディティ」
- 「貴金属・メタル」
- 「株価指数」
- 「先物」
- 「株式」
FX通貨ペアは70銘柄以上、貴金属は6銘柄とXMよりも多くの種類を取り扱っています。全体としては200を超える商品を取り扱っているようです。(2022年6月現在)
XMとFXジャイアンツ 口座タイプの違いは?
XMが提供する口座タイプは以下の3種類です。
口座タイプ | 特徴 |
スタンダード口座 | 888倍のレバレッジとボーナスを最大限に使用できる口座。 |
マイクロ口座 | 1ロット=1000通貨と少額でトレード可能。初心者にオススメの口座。 |
Zero口座 | 最低0pipsと、スキャルピングにオススメの口座。 |
FXジャイアンツの口座タイプも3種類であり、以下の通りです。
口座タイプ | 特徴 |
レギュラー口座 | 手数料がかからず、初心者にオススメの口座。 |
ゼロスプレッド口座 | 最低0pips、最大レバレッジ1000倍の口座。 |
オート口座 | プロ投資家のコピートレードが可能な口座。 |
両社の大きな違いは・・・
XMがスキャルタピングに特化した「Zero口座」、FXジャイアンツはMAM(自動売買専用)に特化した「オート口座」があることでしょう。
口座タイプだけでは計り知れませんが、それぞれの業者でビジネス戦略や企業としてのビジョンに差異がありそうです。
口座について、もっとよく知りたい方はXM、FXジャイアンツの特徴をまとめた下記の記事をご覧ください。
XMについてまとめた記事→XMは危険?口コミから大人気海外FX業者を徹底調査
FXジャイアンツについてまとめた記事→FXジャイアンツの口コミ評価を調査!
FXジャイアンツ口座開設はこちらから→FXジャイアンツ公式サイト
XMとFXジャイアンツの取引プラットフォーム比較
- MT4(MetaTrader4)
- MT5(MetaTrader5)
MT4、MT5は世界で最もメジャーな取引プラットフォームなので、両方取り扱いがあるのは嬉しいポイントです。
一方、FXジャイアンツのプラットフォームは、以下の通りです。
- MT4(MetaTrader4)
- FXGiants Webtrader4(自社開発Webインターフェースプラットフォーム)
FXジャイアンツではMT5の取り扱いはありません。
MT5が使い慣れているトレーダーにとってはMT4の使い方を覚えなければならず、やや不便かもしれません。
XMとFXジャイアンツのVPSサービス比較
XM、FXジャイアンツともにEA(自動売買)に不可欠とも言われる、VPS(仮想専用サーバー)を無料でレンタルしています。
ただし、無料で借りられる条件が両者で異なります。
XMの無料レンタル条件
- 最低$5000(日本円で50万円)の残高がある
- 一か月に最低往復5ロット(50万通貨)以上の取引がある
FXジャイアンツの無料レンタル条件
- 口座に日本円で5万円以上の入金がされている
FXジャイアンツのほうがVPSを無料レンタルできる条件が優しめ。
VPSを手軽に0円で利用したい方は、FXジャイアンツの利用がオススメです。
XMとFXジャイアンツのスプレッド比較
以下がスプレッドの比較表です。通貨ペアごとの「平均スプレッド」を記しています。
通貨ペア | FXジャイアンツ | XM |
米ドル / 円(USD / JPY) | 1.31 | 1.60 |
ユーロ / 米ドル(EUR / USD) | 1.31 | 1.70 |
ユーロ / 円(EUR / JPY) | 2.31 | 2.30 |
英ポンド / 円(GBP / JPY) | 4.27 | 3.60 |
英ポンド / 米ドル(GBP / USD) | 1.80 | 2.10 |
豪ドル / 円(AUD / JPY) | 4.89 | 3.30 |
豪ドル / 米ドル(AUD / USD) | 1.61 | 1.80 |
NZドル / 米ドル(NZD / USD) | 2.32 | 2.70 |
NZドル / 円(NZD / JPY) | 4.03 | 300.0 |
特に日本人が最も取引しやすい「米ドル / 円」のスプレッドが狭いのはFXジャイアンツです。
円建てで米ドルじゃないと最初は分かりにくいと思いますので、FX初心者は「米ドル/円」からトレードを始めてみましょう。
XMとFXジャイアンツのレバレッジ比較
XMのレバレッジは「最大888倍」
FXジャイアンツは「最大1000倍」
国内FXは金融庁の指導のもと「最大25倍」のレバレッジに制限されています。
それに比べ、両者のレバレッジは海外FXならではの醍醐味を味わえます。
もちろん両社ともレバレッジは1倍から設定できるので、どれくらいのレバレッジに設定するかはトレーダー次第です。
ちなみに私は現在、FXジャイアンツでレバレッジ1000倍で取引しています。
XMとFXジャイアンツの約定力の評判
約定力(約定率)とは、注文がトレーダーの意図した価格通りに成立する確率です。
約定力が低いと意図していた価格よりも安い価格で約定してしまう恐れがあります。
XMの約定力は99.98%
FXジャイアンツの約定力は99.92%
XMはリクオートが一切ありません。
リクオートとはトレーダーが希望した価格で約定されず、業者から新しい価格での注文を提案されることを指します。
一方、FXジャイアンツは市場の価格変動が大きい場合、プラットフォームでの約定が市場の値動きに追いつかず「リクオート」とエラーメッセージが出ることがあるようです。
XM、FXジャイアンツともに約定拒否はありません。
XMとFXジャイアンツのゼロカットシステムは?
XMもFXジャイアンツもゼロカットシステムを採用しています。
ゼロカットシステムとは口座残高が万が一、マイナスになったとしても証拠金を超える損失を業者が負担します。
つまりトレーダーの口座残高は「ゼロ=0」で食い止められます。
国内FXで万が一、口座残高がマイナスになった時は追加証拠金(追証)が求められます。
つまり国内FXは借金地獄になるリスクがありますが、ゼロカットシステムを導入しているXMとFXジャイアンツでは借金の心配がありません。
XMとFXジャイアンツ 入金方法の比較
XMの入金方法は以下の5種類です。
- 国内銀行送金
- クレジットカード/デビットカード
- bitwallet
- STICPAY(スティックペイ)
- BXONE(ビーエックスワン)
2022年6月現在、新規の顧客はJCBカードとSTICPAYからの入金受付は停止されているので注意が必要です。
※過去にJCBカードとSTICPAYの利用履歴がある顧客のみ入金が可能。
すべての入金方法において、手数料は無料となっています。
口座への反映時間は以下の通りです。
FXジャイアンツの入金方法は以下の4種類です。
- 銀行送金
- クレジットカード/デビットカード
- bitwallet
- 仮想通貨
FXジャイアンツもすべての入金方法において、手数料は無料です。
口座への反映時間は以下の表のとおりとなっています。
入金方法 | 反映時間 |
銀行送金 | 1営業日程度 |
クレジットカード/デビットカード | 即時反映 |
bitwallet | 即時反映 |
仮想通貨 | 即時反映 |
銀行送金を選ぶ場合は30分~1時間以内の反映となっているXMを選ぶほうが良さそうです。
その他の入金方法では、XM・FXジャイアンツで差がありません。
XMとFXジャイアンツ 出金方法の比較
出金方法についても
XM、FXジャイアンツ両社ともに入金方法と同じ方法から選べます。
XMは入金同様、JCBカードでの出金は不可能となっていますので注意してください。
XM、FXジャイアンツで出金拒否はある?
XMには「出金拒否された!?」などという大げさなタイトルの口コミや評判が結構あります。
しかし実はトレーダー側の不手際が原因でXMに非は無い、というストーリーになっています。
FXジャイアンツに関しても、XMほどの数は無いものの「出金拒否!?」と題された記事や口コミや評判は存在します。
でもよく読んでみると、やはりトラブルではなくトレーダー側のケアレスミスだった……というパターンで、詐欺目的で出金拒否されたという評判は間違いでした。
FXジャイアンツは実際に利用していますが、出金拒否にあったことは1回もありません!
XMとFXジャイアンツの日本語サポート比較
XM、FXジャイアンツ、両者ともに日本語サポートは以下の2種類です。
- ライブチャット
- メール
メールについてはどちらも24時間365日受け付けていますが、返信にかかる時間が異なります。
XM→1営業日以内
FXジャイアンツ→営業日なら即日返信
口コミをみると「不具合の原因を調査する」と返信がきたものの、肝心の調査結果が1か月過ぎてもこない…という人がいました。
ライブチャットに関しても、対応可能な時間が異なります。
XM→平日の9時~17時
FXジャイアンツ→平日9時~午後23時
夜遅くまで対応しているFXジャイアンツのほうが、会社勤めをしており帰宅時間が遅くなるトレーダーには利用しやすいと思いました。
またFXジャイアンツを利用していて個人的に思うのは、FXジャイアンツの日本語サポートは業界随一の丁寧さ。
FX業者の中には日本語対応をしていても「翻訳機能使ったんだろうな……」と思う、不自然な日本語で返信がくることがあります。
しかしFXジャイアンツはこちらの意図を汲み取ってくれますし、日本語に齟齬がありません。
FXジャイアンツについてまとめた記事→FXジャイアンツの口コミ評価を調査!
XM vs.FXジャイアンツ口コミ評判 徹底比較まとめ
XMとFXジャイアンツの口コミや評判やサービス内容、そしてスペックなどを比較してきました。
両者ともに金融ライセンスも信頼性が高いものを取得しており、出金拒否のウワサもありませんでした。
どちらも安心して利用できる海外FX業者と考えてよさそうです。
XM | FXジャイアンツ |
日本で1番人気の海外FX業者。 最大レバレッジは888倍。 プラットフォームはMT4、MT5使用可能。 スキャルピングに特化した口座あり。 スプレッドはやや広めだが、リクオートや約定拒否の心配なし。 サポート対応に時間がかかるのが難点。 |
マイナーだが人気が高まりつつあるFX業者。 最大レバレッジは1000倍。 プラットフォームはMT4のみ。 コピートレードに特化した口座あり。 スプレッドはやや狭め。約定拒否の心配なし。 サポート対応が早く、日本語が丁寧。 |
その理由は最大1000倍のハイレバレッジということもあるのですが……個人的にFXジャイアンツで勝ちやすいからです(笑)。
スペックを超えた何かがあるような気がしています。
→「FXジャイアンツの口座開設(無料)」はコチラ
この両社比較については今後さらに最新の口コミ評判を含めた続編を書いていきますので、読んでもらえたらと思います。
このページの他に、XMとFXジャイアンツを客観的に比較するのに最適な記事がありますので、気になった方はチェックしてみてください。
XMについてまとめた記事→XMは危険?口コミから大人気海外FX業者を徹底調査
FXジャイアンツについてまとめた記事→FXジャイアンツの口コミ評価を調査!