FX初級者・初心者のために「そもそもスプレッドとは何か?」という基本説明からはじめます。
なので「FXについて知識不足…」という方も安心してください。
なおスプレッド以外の情報が知りたいという方はFXジャイアンツの口コミ評価を調査!を参考にしてください。
目次
そもそもスプレッドって何のこと?
FX取引をはじめようとして調べたりすると、必ず出てくるのが「スプレッド」です。
スプレッドとはFX業者が提供している「売り値」と「買い値」の差(広さ/狭さ)を意味します。
トレーダーにとっては、スプレッドはFX業者に支払う手数料(取引コスト)になります。
分かりやすくするために図にしますね。
具体的に言えば・・・
米ドルと日本円の取引の場合、まずFX業者はトレーダーに対して「米ドル買い」と「米ドル売り」の為替レートを提示します。
そのとき買い取引の為替レートに対して、例えば1銭(もちろんFX業者により違います)上乗せした為替レートで提供したとして、
この上乗せされた分の1銭というのがスプレッドになります。
そしてFX業者の利益は、このスプレッドによって生じます。
FXジャイアンツと他社スプレッド比較
海外FX大手の「XM」「ゲムフォレックス」とスプレッドを比較してみます。
通貨ペア | FXジャイアンツ | XM | GEMUFOREX |
USD/JPY | 1.31 | 1.6 | 1.6 |
EUR/JPY | 2.13 | 2.3 | 2.4 |
EUR/USD | 1.31 | 1.7 | 1.6 |
EUR/CHF | 3.33 | 2.7 | 2.4 |
USD/CHF | 2.15 | 2.1 | 3.3 |
USD/CAD | 1.55 | 2.2 | 2.2 |
通貨ペアによって優劣はありますが、FXジャイアンツがほとんどの通貨ペアで圧倒的な狭さを誇っています。
特に日本人のほとんどが取引を行っている米ドル/円(USD/JPY)は、どの業者が狭いか気にすべきポイントです。
米ドル/円においても、FXジャイアンツが一番の狭さを誇り、「業界最高水準の狭さ」と称されるのも頷けます。
FXジャイアンツと国内FXのスプレッド比較表
海外FXの中では圧倒的な狭さをみせていたFXジャイアンツ。
しかし国内FXと比較すると、国内FXのほうが断然スプレッドが狭いのです。
以下、国内FX大手の「GMOクリック証券」と「外為どっとコム」との比較をまとめた表です。
通貨ペア | FXジャイアンツ | GMOクリック証券 | 外為どっとコム |
USD/JPY | 1.31 | 0.2 | 0.2 |
EUR/JPY | 2.13 | 0.5 | 0.4 |
EUR/USD | 1.31 | 0.4 | 0.3 |
AUD/JPY | 4.89 | 0.6 | 0.5 |
USD/CHF | 2.15 | 原則固定対象外 | 1.6 |
GBP/JPY | 4.27 | 1.0 | 0.7 |
比較を見ると、すごい差ですね…(笑)
これだけ見ると「国内FX業者のほうが取引コストが抑えられていいじゃないか!」と思われるかもしれません。
でも、これ…国内FX業者が顧客を呼び込むために仕掛けた罠(トラップ)なんです!
下記の項目で詳しく説明していきます。
海外FXより国内FXのスプレッドが狭い理由
日本のFXは、世界一のスプレッドの狭さを誇っています。
国内FXが狭いスプレッドを誇る理由…それは取引方法の違いにあります。
国内のFX業者は「DD方式」を採用しており、海外FXの多くは「NDD方式」を採っています。
国内FX業者の「DD方式」とは不透明な取引
トレーダーの注文を、一度FX業者に所属するディーラーが受け取り、インターバンク市場(銀行)へ流す方式を「DD方式」と言います。
DD方式は相対取引ともいわれ、トレーダーの損失がFX業者の利益となります。
そのため「負けそう」と判断した注文は、インターバンク市場に流さず自社で呑みこむ…「ノミ行為」が発生する可能性があるのです。
ノミ行為以外にも、損失が発生するようにトレーダーに表示するレートを実際のレートとずらす「スリッページ」や、意図的にストップ注文が発動するよう操作する「ストップ狩り」など、不透明な取引が起こりやすいです。
DD方式はトレーダーの注文が直接インターバンク市場へ流れないため、銀行からの手数料が発生しません。
そのためトレーダーに提示するスプレッドは自然と狭くなるのですが…、不透明な取引が起こりやすいのを見ると利用するのをためらいますね(笑)
また前の項目で、「スプレッドの狭さは国内FX業者が顧客を呼び込むために仕掛けた罠(トラップ)」と言いました。
現在、億トレーダーを夢見てFXをはじめる人が増えていますが…10人中9人は負けるとされています。
大半の人が負ける…そう、“顧客が負けることで利益を得られる国内FX業者”にとっては、格好の餌食なんです。
そこで「スプレッドの狭さ」を宣伝し、少しでも多くの顧客を取り入れようとしています。
海外FX業者の「NDD方式」とは透明性の高い取引
FX業者が介入せず、トレーダーの注文がインターバンク市場へそのまま流れる方式を「NDD方式」といいます。
NDD方式の場合、直接注文がインターバンク市場へ流れるので手数料が発生します。
手数料がスプレッドに上乗せされているので、必然的に海外FX業者のスプレッドは国内FXよりも広くなるのです。
しかし、スプレッドは広いものの取引の透明さは海外FX業者のほうが高いです。
ディーラーが介入しないので、「スリッページ」や「ストップ狩り」といった不正行為が行われる心配がありません。
近頃はDD方式の不信から、国内FXよりも海外FXに注目が集まりつつあります。
NDD方式とDD方式について、より詳しく知りたい方はFXジャイアンツは「NDD方式だから安全」という評判は本当?を参考にしてください。
結論:FXジャイアンツのスプレッドは狭い
海外FX業者と比較すると、FXジャイアンツは圧倒的なスプレッドの狭さを誇ることが判明。
しかし、世界一狭いとされる日本国内のFX業者には敵わない結果となりました…。
ただ、国内FXは取引方式に「DD方式」を採用しているので、スプレッドが狭いのは当然です。
DD方式は不透明な取引が起こりやすく、いくらスプレッドが狭いとはいえ、利用は避けたほうが良いと私は思います。
他にも国内FXはレバレッジが25倍までに制限されていたり、ゼロカットシステムがないので借金地獄に陥る可能性があったり…デメリットが多いです。
「スプレッドの狭さ」だけでFX業者を選択せず、他の項目もチェックして自分に合う業者を見つけましょう。
FXジャイアンツのスプレッド以外のメリットが知りたい!という方はFXジャイアンツの口コミ評価を調査!を参考にしてください。