FxProとは？口コミからメリット・デメリットを解説

海外FX・FxPro。

日本では人気が低いですが、ヨーロッパでは2006年に設立された老舗のFX業者で「NDD方式を扱うFX業者」として海外人気がとても高いです。

資本金は1億円、金融ライセンスも安全性・信頼性が高いものを取得しています。

日本を含め世界173カ国にサービスを展開し、優秀なFX業者としての受賞歴もある「FxPro」ですが、日本での人気はイマイチです。

この記事では口コミで「FxPro」のメリット・デメリットを解明し、なぜ日本人からの人気が低いのか徹底解説します。

口コミから分かった「FxPro」のメリット

信頼性・安全性が高いライセンスを取得

FxProは5つの金融ライセンスを取得し、高い信頼性・安全性を誇っています。

日本人向けのサービスを展開している「FxPro Global Markets Ltd.」はバハマ証券委員会（SCB）を取得しています。

イギリス金融行動監視機構（FCA）は以前は高い人気を誇っていましたが、欧州証券市場監督局（ESMA）との連携により、主要FXペアのレバレッジは最大30倍、CFD商品は10倍、ボーナス制限など規制が強化されました。

そのため多くの海外FX業者が高いレバレッジやボーナスの実施が引き続き行えるよう、バハマ証券委員会のライセンスを取得する動きが広がっています。

SCBはFCAに比べると、取得難易度は低く規制も緩いですが、評判は上々で信頼性が高いといえます。

詐欺業者である場合、金融ライセンスの取得は難しいです。そのため、5つのライセンスを取得しているFxProは安心できる業者といえるでしょう。

FXProで詐欺の検索が多いのは、偽サイトが存在するため！

FxProの口コミを調べていると「FxPro 詐欺」という投稿が多く目に入りました。

詳しく調べていくと、外国人を名乗り出会い系アプリで知り合った相手から現金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる手口で、「FxProの偽サイトのリンクを踏ませ、お金をだまし取る」ケースが多数発生しているようです。

問題なのはFxProの偽サイトであり、本物のFxProは問題ありません。

SNSや評判サイトを見ると言葉足らずで、「FxProは詐欺業者」と受け取れるような内容もあります。詳しく調べていくと、問題なのは偽サイトのほうだと分かるので、鵜呑みにしないよう注意しましょう。

実際、詐欺サイトのLINEカスタマーセンターは、何度も名前を変更しているとの情報があり「FxPro」の前は「Fxcm」「ice」を名乗っていたようです。

スポンサー契約が多数あり、企業価値が高い

FxProは様々なスポーツチームのスポンサーを務めています。

2022年7月現在は、F1チームの「マクラーレン」、モナコヨットクラブのスポンサーを務めています。

以前は英国のサッカーチーム「ワトフォードFC」「FULLHAN」などのスポンサーも務めていました。

有名なスポーツチームのスポンサーを務めるには、億単位の契約金が必要なほか、企業として高い信頼性がなければなりません。

F1チーム「マクラーレン」のスポンサー契約金は「フェラーリ」に次ぐ契約金と噂されています。

約定能力が高い

FxProの口コミを調査していて、多くの利用者から好評だったのは「約定力の高さ」です。

「50秒以内に99.9％の注文を執行」という約定力を誇っています。

顧客の資金管理を徹底的に行っている

FxProでは分別管理を行っています。

分別管理とは、万が一FX業者が破産した場合に備え、会社の資金と顧客から預かった資金を別々に管理し、顧客へ資金を返せるよう備えておくシステムです。

FX業者が破産することは滅多にありませんが、スイスフランショックでは英国のFX業者「アルパリ」が顧客の損失を補いきれず、破産する事態が発生しました。

FxProもゼロカットシステム（証拠金がマイナスになった場合、顧客の損失を補い口座残高をゼロにするシステム）を導入しており、もしも今後スイスフランショックのような事態が起きた場合、破産する可能性がゼロとは言い切れません。

FxProは投資家補償基金（IFC）に加盟しており、最大で20,000ユーロ（日本円で約278万円）の補償を受け取ることが可能です。

海外FX業者の多くは分別管理のみで、補償を受けられるかどうか不透明な部分があります。

FxProはイギリス・ロンドンに本拠を置く国際金融グループ「バークレイズ」、スイス・チューリッヒに本拠を置くプライベートバンキング専業の大手「ジュリアス・ベア」など大手銀行と協力関係にあり、分別管理の信頼性はどこよりも高いです。

取り扱い銘柄が豊富

FxProは400種類以上の金融商品を取り扱っています。

通貨ペアは全部で70種類、株式CFDは200種類以上を取り揃えています。

大手企業の「Apple」や「コカ・コーラ」「グーグル」など企業の株の売買も可能です。

取り扱いプラットフォームは4種類

FxProでは全部で4種類のプラットフォームが用意されています。

海外FX業者の中にはMT4のみ対応しているところもあるので、豊富な取引ツールが利用できるのは魅力的です。

口コミから分かった「FxPro」のデメリット

スプレッドが平均よりやや広い

口コミを調べて、1番デメリットとして挙がっていたのが「スプレッドの広さ」です。

FxProには5種類の口座が用意されており、口座ごとにスプレッドは異なります。

ほとんどの口座は変動制スプレッドを採用しているため、市場変動によってスプレッドが大きく開く場合があります。

FxProが提供している口座は以下の通りです。

各口座のドル円（USD/JPY）のスプレッドは以下の通りです。

大手海外FXの「XM」だと1.6pips、「ゲムフォレックス」では1.7pips、「AXIORY」では1.4pips、「TitanFX」では1.33pipsとなっています。

スプレッドの狭さを重視したいトレーダーには、FxProはあまりオススメとはいえません。

ただし、利用者によっては「スプレッドが広いと正直に言ってくれるトレーダーのほうが信用できる」と考える人もいました。

最大レバレッジが200倍と海外FX業者の中では低め

FxProは以前までレバレッジ500倍を提供していましたが、2021年2月に最大200倍に変更しました。

取引量によってレバレッジ制限がかかり、200～300ロットは100倍、300～500ロットは50倍、500ロット以上は33倍になっています。

海外FX業者の平均レバレッジは500倍なので、FxProのレバレッジはやや低めです。

より高いレバレッジで取引がしたいという方は、別の業者を選ぶことをオススメします。

マイナー業者ではありますが、FXジャイアンツではレバレッジ制限がなく最大1000倍かけることが可能です。詳しくはFXジャイアンツの口コミ評判を調査！をご覧ください。

大手業者だとXMはレバレッジ888倍、ゲムフォレックスはレバレッジ5,000倍を提供しています。

気になる方は、それぞれ口コミ評判をまとめていますので、下記の記事を参考にしてください。

XMは危険？口コミから大人気海外FX業者を調査

GEMFOREXの口コミから判明！メリット・デメリット

ボーナスがない

海外FX業者の魅力といえば豪華なボーナスですが、FxProはボーナスキャンペーンを一切行っていません。

自己資金が少なく、ボーナスを利用して大きな金額で取引を始めたいと考えているトレーダーにはFxProはお勧めできません。

日本語サポートが整っていない

以前は日本人スタッフが在籍していましたが、現在はいないようです。

実際、2018年に日本語サポートが廃止されています。

そのため日本語で問い合わせても、翻訳したような日本語で返信がくるとの口コミがありました。

公式サイトも日本語の部分と英語の部分があり、大変分かりにくいです。

英語が苦手な方やFX取引を初めてする方は、日本語サポートがしっかり行われている業者を選ぶようにしましょう。

FxProの口コミまとめ

世界的に人気の高い業者ですが、日本語サポートが万全ではない部分で人気が薄いのではないか、と考えられました。

また他の海外FX業者と比べ、スプレッドが広かったりボーナスがなかったりと魅力にいまひとつ欠けます。

Twitterの口コミも少なく、選ぶうえでの判断材料が少ないのも気になるポイントです。

少しでも安心できる業者を選びたい場合は、他の海外FX業者と比較してみましょう。

当サイトでは他の海外FX業者の口コミを調査しています。是非、そちらも参考にしてください。