Twitterで口コミを調べたところ、2019年に設立された海外FX業者・FocusMarkets(フォーカスマーケット)にAnzoCapitalの元メンバーがいるようです。
AnzoCapitalの利用を考えていた方は、別の海外FX業者を利用してください。
このページでは海外FX「AnzoCapital」の特徴や会社情報、メリット・デメリット、FX口座としての利便性や安全性などを、ネット上の口コミ評判をもとに適正に記しています。
今年に入って海外FXを利用する人が日本国内でも急増しています。その理由は国内FXでは望みようもないメリットやスペックがあるからです。
しかしながら怪しい海外FXが数多く存在することも確かなことです。AnzoCapitalという海外FXが実際に利用するに値するのか、FX口座としての安全性が高いのかを多方面から検証していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
海外FX「AnzoCapital」の会社情報と口コミ評判
AnzoCapitalは「AnzoCapital Limited」が運営する海外FXです。
創立は2016年と浅く、日本国内向けのサービスが提供されたのは2018年です。
| 海外FXサービス名 | AnzoCapital(アンゾーキャピタル) | 
| 運営会社 | AnzoCapital Limited | 
| 拠点 | ベリーズ | 
| 金融ライセンス | ベリーズ金融監督庁/IFSC | 
運営拠点であるベリーズ(Belize)は、中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国であり立憲君主制国家です。
AnzoCapitalの口座タイプは?
AnzoCapitalの口座タイプは以下の2種類です。
- スタンダード口座
 - RAW口座
 
スタンダード口座は、最低入金額が1万円と手軽に利用することが可能で、平均的な海外FX口座としての機能を持ちます。
RAW口座の特徴はスプレッドが最小0.0pipsであることです。こちらも最低入金額が1万円であり、取引のはじめやすさという点でハードルが低いという口コミ評判が多いです。
AnzoCapitalの金融ライセンス
AnzoCapitalの運営会社であるAnzoCapital Limitedは、ベリーズの金融ライセンスを取得しています。
ベリーズの金融ライセンス「 ベリーズ金融監督庁/IFSC」はオフショア系であり、信頼度はそんなに高くないという口コミ評判が散見します。
AnzoCapitalのスプレッド
AnzoCapitalのRAW口座は、スプレッドが狭いとの口コミ評判が多数見受けられます。
実際にどうなのか、海外FX大手の「TitanFX」「Axiory」「XM」との比較表を作ってみました。
| FX通貨ペア | RAW口座 (AnzoCapital)  | 
ブレード口座 (TitanFX)  | 
ナノスプレッド口座 (Axiory)  | 
ゼロ口座 (XM)  | 
|---|---|---|---|---|
| 取引手数料 | 往復0.72pips | 往復0.7pips | 往復0.6pips | 往復1.0pips | 
| USD/JPY | 1.12pips (0.4pips)  | 
1.03pips (0.33pips)  | 
1.1pips (0.5pips)  | 
1.1pips (0.1pips)  | 
| EUR/JPY | 1.02pips (0.3pips)  | 
1.44pips (0.74pips)  | 
1.3pips (0.7pips)  | 
1.6pips (0.6pips)  | 
| GBP/JPY | 1.42pips (0.7pips)  | 
2.15pips (1.45pips)  | 
2.3pips (1.7pips)  | 
2.1pips (1.1pips)  | 
| AUD/JPY | 1.12pips (0.4pips)  | 
1.82pips (1.12pips)  | 
1.5pips (0.9pips)  | 
1.8pips (0.8pips)  | 
| EUR/USD | 0.82pips (0.1pips)  | 
0.90pips (0.20pips)  | 
0.9pips (0.3pips)  | 
1.1pips (0.1pips)  | 
| GBP/USD | 1.12pips (0.4pips)  | 
1.27pips (0.57pips)  | 
1.5pips (0.9pips)  | 
1.4pips (0.4pips)  | 
| AUD/USD | 0.92pips (0.2pips)  | 
1.22pips (0.52pips)  | 
1.2pips (0.6pips)  | 
1.3pips (0.3pips)  | 
USD/JPY以外では、AnzoCapitalのスプレッドの狭さは一目瞭然です。
AnzoCapitalのレバレッジは?
AnzoCapitalのレバレッジは「最大500倍」です。
1000倍以上のレバレッジも珍しくない多くの海外FXと比較すると、平均的なレバレッジです。
もちろん国内FXの「最大25倍」と比較すれば高いレバレッジです。口コミ評判でもそのような書き込みが多いです。
私がなぜ海外FXに惹かれるかの理由のひとつもハイレバレッジにあります(笑)。
AnzoCapitalにゼロカットシステムはある?
多くの海外FXと同様、AnzoCapitalもゼロカットシステムを採用しています。
このサイトでは何度も書いていますが・・・
ゼロカットシステムとは、口座残高がマイナスになっても「ゼロ=0」に戻してくれる安全なシステムです。
そのため万一、為替相場が急変して口座残高が、どれだけマイナスになっても追証(マイナス分の追加入金)は発生しません。
海外FXでは珍しいことではありませんが、安全性の担保として口コミ評判も高いです。
AnzoCapitalのボーナスは?
AnzoCapitalは「口座開設ボーナス」と「入金ボーナス」の2つのキャンペーンを定期的に開催しています。
口座開設ボーナス
これは新規で口座開設すると50ドル(日本円では5000円となります)が貰えるボーナスです。
キャッシュバックではなく、あくまで取引に使える証拠金としてもらえる金額です。
ただし、以下の条件があります。
- AnzoCapitalのLINEオフィシャルアカウントをフォローすること
 - スタンダード口座に2万円以上の入金、いるいはRAW口座に5万円以上の入金が必要
 - ボーナス申請メールを取引前にAnzoCapital宛てに送信すること
 
これらは正直、面倒です。ネット上の口コミ評判でも指摘されています。
入金ボーナス
AnzoCapitalの入金ボーナスは、入金する金額に応じて最大50%のボーナスが支給されるというもの。
10,000円から19,900円までの入金なら、5,000円のボーナス。
20,000円から49,900円なら、10,000円のボーナス。
50,000円から99,900円なら、25,000円のボーナス。
こんな感じで口座への入金金額に応じてボーナスの金額が高くなっていきます。
この入金ボーナスは初回入金限定で、さらにメールでの申請が必要など、やはり手間がかかり面倒、という口コミ評判が見受けられます。
AnzoCapitalの入出金方法
AnzoCapitalの入出金方法は「海外送金」あるいは「国際決済サービス」の2種類のみです。
具体的には・・・
- 国内送金(入金のみ)
 - 海外送金
 - bitwallet
 - STICPAY
 
・・・以上となります。
「STICPAY」を使うのは現実的ではないという人も多いと思うので、国内送金、海外送金、bitwalletを使うのが賢明です。というか、それしか無いということです(苦笑)。
口コミ評判で多いのは、AnzoCapitalがクレジットカードでの入出金に対応していないこと。これは不便です。
さらに、円建てのFX口座にしたければ「bitwallet」で入金するしかありません。
AnzoCapitalの資産保全は?
AnzoCapitalは、トレーダー(顧客)の資産は分別管理で保管しているようです。
ただ、以前は完全信託保全で顧客の資産を保護していました。
口コミ評判によると、完全信託保全があったからこそ、
新参の海外FXであるAnzoCapitalでも安心だったのに、今は信頼性が損なわれている、というもの。
たしかに不安な点です。口座に大きな金額を入金するにはリスクが高いと言えます。
AnzoCapitalの日本語サポート
AnzoCapitalの日本語カスタマーサポートは以下の4つです。
- 電話
 - ライブチャット
 - メール
 - LINE
 
電話でのサポートとLINEが使える点についての口コミ評判は高いようです。
日本語によるサポートの対応時間は、平日の7:30〜20:00(日本時間)となっています。
AnzoCapitalの口コミ評判まとめ
多くの口コミ評判をもとにAnzoCapitalを検証してきて思うのは、
スプレッドの狭さや日本語サポートには一定の評価があるが・・・
やはりクレジットカードを入出金に使えないなどの不便さが目立ちます。
AnzoCapitalを利用する場合、入出金はbitwalletを使うしかないという気になります。
また信託保全は無く分割管理のみであることも不安な一因となっています。
残念ながら私は、AnzoCapitalをお勧めすることはできません。




