海外FX業者・AXIORY(アキシオリー)。
SNSで海外FXを調べた時に、「XM」や「ゲムフォレックス」に次いでよく出てくる名前です。
日本人の支持者が多く、「利用しようか迷っている」という人も多いんじゃないでしょうか?
この記事ではAXIORYの口コミをもとに、どんなメリット・デメリットがあるのか徹底解説していきたいと思います!
- MetaTrader4、MetaTrader5、cTraderと豊富なプラットフォームから選択可能
- ゼロカット保証、分別管理と安全性がある
- スプレッドが狭い
- EAが使える
- スキャルピング、両建て取引が可能
- 無料のVPSサービスがない
- ボーナスが年2回のみ
- 口座開設しようとしたら「手続き中」の画面表示されたまま
- 勝手にデモ口座が作られまくる
- トラブルがあっても対応が悪い、メールの返信が来ない
目次
口コミで分かった「AXIORY」のメリット
安全性・信頼性が高い
昔は「海外FXは危険」と考える人がいました。今もそう考えてる人が多いかもしれません。
しかし、規制の強化により詐欺業者は減り、現在は国内FXよりも注目され始めています。
海外FXを選ぶにあたり、一番の基準となるのは「金融ライセンスの有無」です。
アキシオリーはペリーズで設立された法定機関である「FSC」の金融ライセンスを取得しています。
また、万が一アキシオリーが破綻しても資金が顧客に返金されるように「分別管理」をしています。
「ゼロカット保証」もあるので、国内FXのように追証の心配がないのも安心できるポイントですね!
ただし「分別管理」は必ずしも資金が返金されるとは限りません。
普通は「信託保全」と異なり、会社の資金と顧客の口座を分けて管理しているだけ(第三者の介入なし)なので、返金されない場合もあります。
しかし、アキシオリーの場合は、監査機関(第三者)が顧客の資金が保管されている口座を管理しているため、「信託保全」に近い形となっています。
豊富なプラットフォームから選択できる
MT4、MT5、cTraderの中からプラットフォームを選択できます。
海外FX業者の中には、MT4しか提供していないところもあります。三種類の中から選べるのは非常にありがたいです。
ただし、選ぶ口座タイプによって選べる取引ツールが異なります。注意が必要です。
スタンダード口座 | ナノ口座 | テラ口座 | アルファ口座 |
MT4、cTrader | MT4、cTrader | MT5 | MT5 |
スプレッドが狭い
口コミで一番評価を得ていたのが、スプレッドの狭さです。
アキシオリーでは口座タイプによりスプレッド値と取引手数料が異なります。
※アルファ口座は株式専用口座で、FX通貨ペアには対応してないので対象外。
(引用:AXIORY公式サイト)
スタンダード口座の場合、取引手数料は無料なものの標準的なスプレッドになります。
ナノ口座とテラ口座の場合は、取引手数料が1ロットの取引で片道3ドル、往復で6ドルかかりますが、スプレッド値が低くなります。
ただ、ナノ・テラ口座の「スプレッド+取引手数料」の値は、他の海外FX業者と比較しても非常に低くなっています。
口座ごとのスプレッド比較表
アキシオリーは変動制スプレッドのため、表に記載しているスプレッド値は平均値になります。
通貨ペア | ナノ・テラ口座 | スタンダード口座 |
USD/JPY | 0.4pips | 1.4pips |
EUR/JPY | 0.4pips | 1.4pips |
EUR/USD | 0.1pips | 1.1pips |
GBP/USD | 0.6pips | 1.6pips |
USD/CHF | 0.5pips | 1.7pips |
AUD/JPY | 0.7pips | 1.9pips |
GBP/JPY | 0.8pips | 1.8pips |
NZD/JPY | 1.2pips | 2.4pips |
他社とのスプレッド比較表
通貨ペア |
AXIORY ナノ・テラ口座 |
XM ゼロ口座 |
ゲムフォレックス ノースプレッド口座 |
USD/JPY | 1.0pips(0.4) | 1.10pips(0.1) | 0.3pips |
EUR/JPY | 1.0pips(0.4) | 1.45pips(0.45) | 0.5pips |
EUR/USD | 0.7pips(0.1) | 1.06pips(0.6) | 0.3pips |
GBP/USD | 1.2pips(0.6) | 1.46pips(0.46) | 1.3pips |
USD/CHF | 1.1pips(0.5) | 1.41pips(0.41) | 0.3pips |
AUD/JPY | 1.3pips(0.7) | 2.52pips(1.52) | 0.6pips |
GBP/JPY | 1.4pips(0.8) | 2.33pips(1.33) | 1.0pips |
NZD/JPY | 1.8pips(1.2) | 3.41pips(2.41) | 1.2pips |
AXIORYは取引手数料6ドルを含めたスプレッド値、XMは取引手数料10ドルを含めたスプレッド値を記載しています。
※カッコ内は手数料を含めていないスプレッド値。
取引手数料がかからないゲムフォレックスには敵いませんが、大手海外FX・XMと比べると狭さは歴然です。
SNSの口コミでは「XMはスプレッドが広すぎるから、アキシオリーに乗り換える!」といった声がチラホラ見られました。
EAが使用可能
自動売買(EA)を使用することができます。
EAは「エキスパート・アドバイザー」の略称で、市場分析や過去の取引実績をもとに「トレードに勝てる」ようプログラムされたソフトのことです。
「FXで勝てる自信がない…」という方は、使用してみてもいいかもしれません。
ただし、EAを利用するにあたり注意すべき点があります。
- 種類が豊富にあり、勝てるEAプログラムを探すのに時間がかかる。
- プログラムなので急な相場変化に対応ができない。
- 自動取引をストップさせないために、パソコンを24時間稼働させなければならない。
24時間稼働しなければならない…というデメリットを解決するのが「VPS」というレンタルサーバーです。
VPSを借りることで、パソコンの電源をオフにしても自動売買がストップしません。
ただ、アキシオリーではVPSのレンタルを行っていないので注意が必要です!詳しくはデメリットの項目で解説しています。
スキャルピング、両建て取引が可能
アキシオリーではスキャルピング、両建て取引が可能です。
スキャルピングに回数制限なし
スキャルピングとは1日に何回もトレードを繰り返し、少しずつ利益を積み重ねる取引方法のことです。
取引を何度も繰り返す=サーバーに負担がかかることから、スキャルピングを禁止している業者は国内・海外ともにいます。
アキシオリーはスキャルピングトレード向けの「cTrader」が使用可能なほか、取引コストも抑えられるので、スキャルピングで取引を行いたいトレーダーにはオススメです。
SNSでも「スキャをやるならアキシオリー」といった声が多く見られました。
両建て取引をする場合は証拠金に注意
両建て取引とは、ひとつの通貨ペアで買いと売り、両方のポジションを同じタイミングで保有するトレード手法です。
買値と売値は相反関係にあるので、両建てすることにより損失を0に抑えることができます。
FX業者の多くは両建て取引を禁止しています。アキシオリー以外で両建て取引が可能なのは、私の知る限りだとTitanFXやFXGiantsです。
アキシオリーで両建て取引をする際は、片方のポジションが強制ロスカットされてしまうと両建てが解除されてしまうので、十分な必要証拠金を口座に入れておくように注意しましょう。
口コミで分かった「AXIORY」のデメリット
ボーナスキャンペーンが少ない
アキシオリーは他の海外FX業者と比べ、ボーナスが少ないです。
そのためSNSをチェックすると「ボーナスが少ない」「2回はあるから、まったく無いとこよりはマシ」といった書き込みがありました。
2021年のアキシオリー10周年を機に、夏と冬(お中元とお年玉)の年2回ボーナスキャンペーンが実施されるようになりました。
2022年7月現在「お中元ボーナスキャンペーン」が開催中。
最大で5万円のボーナスを受け取ることができます。
また、現在は終了してしまいましたが2022年6月中「どうもどうもキャンペーン」という名の「初回入金で100%入金額ボーナス(最大5万円)」が開催されていました。
2022年2月22日には「2しか勝たん入金キャンペーン」と題し、222名にボーナス22,222円が当たるというユニークなキャンペーンを行っています。
昔は目立ったボーナスがなく「消極的」と言われてきたアキシオリーですが、最近は力を入れており今後に期待が高まります。
ボーナスを全額失う可能性もあるので注意が必要
アキシオリーのボーナスは決済損失をカバーすることはできないので、注意してください。
万が一、口座残高がマイナスになりゼロカットが適用されてしまうと、ボーナスはすべて消えてしまいます。
ボーナスを利用する際は、十分な資金を口座に入れておくようにしましょう。
無料のVPSサービスがない
メリットの項目で「アキシオリーでは自動売買(EA)が使用できる」とお伝えしました。
ただ、アキシオリーではVPS(仮想専用サーバー)のレンタルサービスを行っていません。
- 自動取引を停止させないためにパソコンを24時間稼働しなくてはいけなくなる。
- 高いスペックのパソコンが必要になる。
- 24時間稼働させるため電気代がかかる、火事が起こるリスクがある。
XMやゲムフォレックス、FXジャイアンツなどEAの使用が可能なFX業者の多くは、VPSのレンタルサービスを行っています。
FXジャイアンツだと口座に500ドル以上の証拠金が入金されていれば、無料でVPSをレンタルすることが可能です。
もちろん、個人でVPSを借りることもできるので、アキシオリーでEAを使用したいトレーダーは個人レンタルすることをオススメします。
アキシオリーはMetaTraderのメインサーバーが東京にあるので、日本のVPSを借りても取引のタイムラグは起こりづらいでしょう。
レバレッジが最大400倍
アキシオリーは、スタンダード口座・ナノ口座・テラ口座ともに最大レバレッジが400倍です。
国内FXは金融庁の規制により最大でも25倍なので、国内と比較すると十分高く感じるかもしれません。
しかし、海外FXの平均レバレッジは500倍となっており、アキシオリーのレバレッジは平均よりも低いです。
2022年7月現在、ゲムフォレックスでは「レバレッジ5,000倍口座」の開設が可能となっており、ハイレバレッジ取引をしたい方はアキシオリーではやや物足りなく感じるかもしれません。
サーバーが弱い
SNSで口コミをみると「アキシオリーはサーバーが弱い」という書き込みが見られました。
2015年は特にサーバーが落ちやすく、「オススメできないFX業者」として名前が挙がっていました。
2021年にパフォーマンスと安定性の向上のため、新サーバーに移行するなど改善に取り組んでいます。
しかし、まだ安定感がある…とは言い難いようです。ただ改善に積極的に取り組んでいるので、今後に期待です。
取引以外も固まる?!口座開設時も固まる可能性あり
口コミを調べていたところ、「口座開設しようとしたら画面が固まった」という書き込みがありました。
2分経ってようやく手続きが完了したようですが、「すぐに取引を開始したい!」というトレーダーにとっては2分待つのは痛いです。
私もこの記事を書く際にアキシオリー公式サイトをチェックしていたのですが、時々サイトが重くなることがありました。
アキシオリーは全体的にサーバーが弱いのかもしれません…。
口コミの意見が分かれていた「サポート対応」の質
アキシオリーはメールとチャットでのサポートに対応しています。
チャットは月曜から金曜日、10:30~23:30と夜遅くまで問い合わせができるポイントは嬉しいですね。
また海外FX業者ですが日本語に対応しています。
口コミを調査すると「迅速で丁寧」と高評価をする人と、「メールしても返信が来ない」と低評価の人で分かれていました。
ただ、「丁寧」という評価が圧倒的に多く、チャット対応してくれるスタッフの質に多少ばらつきがあるのかもしれません。
AXIORYの口コミまとめ
- 日本人トレーダーからの信頼度が高い
- 取引手数料を含めてもスプレッドが狭い
- EA、スキャルピング、両建て…と様々な取引が可能
- ボーナスが年2回と少ない
- レバレッジが最大400倍と海外FX業者にしては低め
- サーバーが弱く、取引が固まる恐れあり
宣伝の書き込みではなく、実際に利用したうえで書き込んでいる口コミを厳選して、調査しました。
出金拒否もなく、安心して利用できる海外FX業者といった印象を受けました。
ただ、海外FX業者の最大メリットともいえるレバレッジが低く、「ハイレバレッジでのトレードを希望」している方は別の業者を選んだほうが良いでしょう。